Gemini PDAレビュー QWERTYキーボード付きクラムシェル型Androidスマートフォン

GeminiPDA Android

以前から気になっていた、QWERTYキーボード付きクラムシェル型AndroidスマートフォンのGeminiPDAを購入しました。
本機は、イギリスのスタートアップ企業である、Planet Computer社がIndieGoGoにて立ち上げたプロジェクトで開発したものです。amazonでの取り扱いが無かったので、私はヨドバシで購入しました。
商品名『Planet Computers10-001-USA-J [SIMフリースマートフォン ブラック]』となっていたので、見つけるのに少々苦労しましたが、無事発売日に注文。(この時点では、かな印字キーボードは取り扱いが無く、2019年3月9日に発売されました)(本ページはプロモーションが含まれています)

上面の蓋を開けてSIMを差し込みます。蓋を開ける際には付属のオープナー(カバーリムーバブルツールというもの)を使います。 SIMスロットは、microSIMサイズです。私は IIJmioの nanoSIMをサイズ変換用のトレイに付けて使っています。4G通信も問題なくできています。
あとは電源を入れて、ナビゲーションにそって初期設定すれば利用できます。

初期設定でわかりにくかったのは、物理キーボードの選択なのですが、画面に表示される写真と、目の前のキーレイアウトを見比べれば間違い無いでしょう。English US と UK が似てるのですが、数字キー『3』の下の記号を見比べると違いが分かり易いと思います。

【Gemini PDA スペック】
 本体サイズ:W171.4mm x D79.3mm x H15.1mm
 重さ:約310g
 チップセット:Mediatek MT6797X Helio X27
 メモリ:4GB ストレージ:eMMC 64GB
 Android OSのバージョン:7.1.1
 カーネルバージョン:3.18.41
 ディスプレイ:5.99インチ、2160×1080 403ppi、マルチタッチ対応
 インターフェース:micro SIM(eSIM互換)スロット,micro SDカードスロット,USB Type-C,3.5mmヘッドホンジャック
 無線LAN:Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
 Bluetooth:Bluetooth 4.1
 GSM:850/900/1800/1900MHz
 CDMA:850/1900MHz BC0 BC1+ EVDO
 WCDMA:900/2100MHz
 LTE:1/2/3/4/5/7/12/17/20/41
 VoLTE:対応
 バッテリー:4,220mAh (リチウムイオン)

この機種の開発記事をみたときに、以前使っていた SigmarionIII を思い起こし、発売されたら使ってみたいと思っていました。実際に使ってみると、スペックも、OSも違うし、アプリケーションも圧倒的に差があるのですが、主に使いたいシーンでの使用感が似ています。
出先で、サッと取り出してメモを取り、打ち込んだテキストをメインPCなどに持ち込んで編集するという用途では、このサイズのキーボードでも十分でした。加えて、この機種単体で通信ができるため、スマホとテザリングする手間も無く、とてもスマートに用事を済ませられます。大きさも、ちょっと大きめのスマートフォン程度なので、持ち運びにも苦労しません。
SigmarionIIIとGeminiPDAのサイズ比較をご覧ください。

GeminiPDA_Sigmarion3

左が Gemini PDA、右が SigmarionIII です。SigmarionIIIに比べて一回り小さいのですが、キートップのサイズはあまり変わらず、液晶は大きくなっており情報表示量が多くなっています。

 購入から2ヶ月ほど経ちましたが、出先でのメールとテキスト入力用として重宝しています。
かつて、WindwosCEが全盛の頃には、この手のクラムシェル型PDAガジェットが多く存在していたのですが、いまでは希少なものとなってしまいました。是非、存続し進化していって欲しいと思います。

【追記】
2019年3月9日に、リンクスインターナショナルから、QWERTYキーボードにかな刻印を施したモデルが発売されました。キーボードの刻印以外にスペックの変化は無さそうです。カナ入力を使う方には朗報ですね。


後継機が発売されています。

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